ほうれんそうの黄化対策について

更新日:2023年09月14日

栽培期間中の気象状況に応じた管理を行いましょう!

令和4年産の加工ほうれんそうで、年末から年始にかけて黄化症状が多発しました。

同時期に播種を行った複数の地域において、同様の被害が見られたことから、気象条件が要因の一つと考えられます。(11月の高温からの年末にかけての急激な冷え込み)

気象庁による今年の3ヶ月予報では、11月まで高温の確率が高い予報となっています。

そのため、昨年の気象状況を参考に、同様の気象条件となる恐れのある場合は、生育を見ながら葉面散布の実施や被覆資材を活用した寒害対策を実施しましょう。

宮崎地区の気象状況(平年及び令和4年度冬)

宮崎地区の気象状況(平年及び令和4年度冬)

その他病害虫対策等

黄化は、気象条件や病害虫の発生など、複合的な要因での発生が考えられます。以下の点に注意し、病害虫防除等に努めましょう。

1.ウィルス病を媒介するアブラムシは初期の防除が重要です。特に年内播種の作型では、初期防除を徹底しましょう。

2.ベと病は、10℃前後の低温多雨条件で発生が助長されます。好適な条件下では予防的な防除に努めましょう。

3.ほうれんそうは湿害に弱い作物です。深耕や明きょの設置等の排水対策を実施しましょう。

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