ほうれんそうの寒害対策について

更新日:2023年11月26日

気象予報を活用し、寒害対策を行いましょう!

ほうれんそうは、関東や東北地方で「寒締め栽培」が行われるなど、寒さに強い品目です。

一方で、令和4年度産の本県の露地栽培ほうれんそうでは、平年より暖かい状況からの急激な冷え込みが大きな要因と考えられる黄化症状が年明けから多発しました。

 

今年は、11月上旬から中旬にかけて最低気温が低下してきています。

昨年のように生育が早まっている場合は、急激な冷え込みに備え、被覆資材の活用や葉面散布等による寒害対策を行いましょう。

宮崎地方気象台の最低気温観測データ(平年、令和4年及び令和5年)

宮崎地方気象台の最低気温観測データ 宮崎市(平年、令和4年及び令和5年)

気象庁の2週間気温予報について

気象庁から、最近1週間と今後2週間先までの最高、最低気温の推移が随時発信されています。

早めの対策実施に予報を活用しましょう。

その他病害虫対策等

黄化は、気象条件や病害虫の発生など複合的な要因での発生が考えられます。以下の点に注意し、病害虫防除等に努めましょう。

1.ウィルス病を媒介するアブラムシは初期の防除が重要です。初期からの防除を徹底しましょう。

2.ほうれんそうは湿害に弱い作物です。深耕や明きょの設置等の排水対策を実施しましょう。

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