宮崎県農水産業温暖化センターの概要

更新日:2021年03月24日

1.目的

 近年、地球温暖化が急速に進行し、台風発生時期の早進化や集中豪雨と干ばつの顕著化など、その影響と思われる異常気象が頻発しています。

 これらの温暖化による影響は、本県農水産業のあり方を変える大変重要な課題であり、農水産業が基幹産業となっている本県にとって、避けて通ることのできない喫緊の課題であります。

 そこで、県では、温暖化に対応した本県農水産業のあり方を検討するとともに、温暖化に関する様々な情報の集積と研究を促進するため、全国に先駆けて「宮崎県農水産業温暖化研究センター」を平成20年6月に総合農業試験場内に設置しました。

2.取組内容

 センターでは、本県農水産業における温暖化影響等の調査や温暖化に関する様々な情報の集積・分析を行うとともに、温暖化対応技術の早期実用化を促進するため次の2つのプロジェクトに取り組みます。

(1)調査・分析プロジェクト

  • ア.農水産業への影響調査(温暖化シミュレーション)
  • イ.現地調査(温暖化事例、主要品目への影響と緩和策、藻場調査)
  • ウ.温暖化に関する情報の収集・分析

(2)技術開発プロジェクト

  • ア.影響緩和対策研究の公募
  • イ.産学官が連携した温暖化対応技術の開発・実証

 また、プロジェクトを進める上で、より専門的な見地からのアドバイスや技術開発のコーディネートを担う「アドバイザー会議」を設置し、大学等の研究機関や産業界等との連携を密にしながら、スピード感を持った対応技術の開発を促進していきます。

3組織体制

組織体制のフロー図

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