災害に強い農業・農村を創る農地・農業用施設の保全・整備

更新日:2021年03月03日

 本県は、地理的条件から台風や集中豪雨など自然の猛威にさらされるとともに、県土のほとんどが風水害に弱い火山性特殊土壌(シラス、赤ホヤ、ボラ等)に覆われており、毎年、農地や農業用施設の災害が発生しています。

 また、都市近郊をはじめとして農村の混住化が進展しており、いったん農地や農業用施設の災害が発生すれば、農業生産のみならず、地域住民の生活や県土の保全に大きな影響を及ぼしかねない状況となっています。

 このため、農地を保全するなどの防災事業を進めています。

農地の保全整備

特殊土壌地帯や急傾斜地の保全のため、大雨を安全に流下させる排水路の整備などを行なっています。

左上:農地周辺の流失整備前、右上:整備後の流失防止がされた農地、左下:整備前の土砂の流失した道路、右下:整備後の舗装された道路

ため池の保全整備

 県内には約700箇所のため池があります。このうち老朽化し改修を要するものについて、農業用水の確保はもとより地域の安全の確保の観点から、緊急かつ計画的に整備を進めることにしています。
 また、ため池は、地域の貴重な水辺空間となっていることから、地域の憩いの場としての利活用などにも配慮しながら整備を進めています。

整備状況 左:農業利用だけではなく都市を守るため調整池の役割も果たす池、右:豊かな空間を創出し、地域の憩いの場となるため池

農地海岸の保全整備

 農地海岸は背後の農地とそこで展開される農業生産活動をまもり、地域の活性化を図るきわめて重要な役割を担っています。
 農地を高潮、津波、波浪及び侵食等による災害からまもるとともに、豊かで潤いのある海岸環境の保全と創出を図るため、海岸保全施設並びに海岸環境の整備が必要であります。

手前に海があり、奥に農地が広がっている風景を上空から写した整備区域例の写真
中央に堤防があり左側は海と砂浜があり、右側は田んぼが広がっている写真

海岸事業により、設置した堤防等により背後地の農地等を塩害や侵食からまもる。

海岸保全位置図

この記事に関するお問い合わせ先

農村振興局農村整備課
〒880-8501
宮崎県宮崎市橘通東2-10-1

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電話番号:0985-32-4470
ファックス番号:0985-26-7308
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