中山間地域の生産基盤と生活環境基盤の総合的な整備

更新日:2021年03月03日

 本県の農業集落の3分の2が立地する中山間地域においては、生産基盤や生活環境の整備が立ち遅れており、水道が完備されていない集落も少なくありません。こうした定住条件整備の遅れは、耕作放棄地の増大や地域社会の維持が困難となり、国土・環境の保全など多面的機能の発揮に支障が生ずることも懸念されます。

 このため、営農を継続するために不可欠なほ場や農道などの生産基盤や営農飲雑用水施設、集落道などの基礎的な生活環境の整備を総合的に進めています。

中山間地域の土地条件

 「中山間地域」の農業における土地条件の特徴は

  • ア)急傾斜地である
  • イ)団地の形状が細長く樹枝状に広がり区画が不整形である
  • ウ)団地としてのまとまりが無く分散している
  • エ)農道が不備である
  • オ)用排水路が不備であり、水田の多くは湿田となっている

中山間地域の役割の継承

「安らぎと活力ある空間の整備」のために

農業の生産条件が不利な中山間地域を対象に、それぞれの地域の条件に即した農業生産基盤の効率的な整備を行なうとともに、農村生活環境等を総合的に整備することにより、農業・農村の活性化を図るとともに、国土・環境の保全等に資することを目的に実施します。

中山間イメージ

標高870メートルの園芸団地柳の越(やなぎのこえ)地区

 柳の越地区は、標高800メートル~1000メートルの稜線にあり、高冷地気候を活かした施設野菜等の生産を目的に農用地を造成しました。現在、6世帯が「ほうれん草」「ミニトマト」「スイートピー」等を生産しており、村内の農業者も図られています。

 また、周辺にはキャンプ場や椎茸団地などがあり、高齢化が進む中で、等地域一帯が今後の産業や交流の中核になるものと期待されています。

事例紹介の写真と工事内容

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宮崎県宮崎市橘通東2-10-1

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