スマート農業の取組事例

更新日:2022年01月21日

「スマート農業」と言っても、その技術は、研究・開発段階のものから、実証段階のもの、既に普及段階にあるものまで、多岐にわたります。また、活用の目的も、データの見える化・継承、作業の省力化・効率化、収量向上、出荷予測による有利販売、鳥獣被害対策等、あらゆる分野があります。

システムや機械等の導入にあたっては、目的を明確にした上で、我が家の経営に最もあったものを選ぶことが重要です。

このため、このページでは、これから導入を検討している農業者の方に向けて、県内の取組事例と農林水産省がまとめている全国の事例をご紹介します。

宮崎県内の取組事例 ~分野別~

★耕種分野★

・環境制御技術を活用したきゅうりの収量アップ
・環境制御技術の構築に向けた自主学習組織の活動
・フィールドサーバーを活用した露地日向夏のす上がり防止対策
・環境制御技術を活用した施設野菜(きゅうり・ピーマン)の収量向上
・マンゴーにおける環境測定と細霧冷房効果の検証
・無人ヘリ及びドローンを活用した効率的な病害虫防除
・露地野菜における全員参加型のスマート農業技術体系の実証
・拠点事業者の持つ情報と技術のスマート農業実証
・露地野菜におけるスマート農業
・水田センサー等を活用した米の特A産地化
・生産管理システムの活用による冷凍野菜等の計画的な生産、加工、販売
・環境制御技術の導入によるピーマンの収量アップ
・施設園芸(野菜)における自動収穫機を活用した収穫・栽培管理の実証
・収量コンバインとタブレット連動による作業工程の効率化
・ロボットトラクターによるスマート農業技術体系の実証
・ドローンの機動性を活用した防除作業の軽減
・太陽光利用型植物工場におけるリーフレタスの高生産システムの確立
・ICTを活用した出荷情報の共有と出荷予測

★畜産分野★

・スマート農業機械を活用した飼料作物の省力栽培
・省力化機器の導入による労働時間削減及び平均乳量の増加
・次世代閉鎖型牛舎・ロボットによる快適な飼養環境の構築
・肉用牛繁殖経営におけるICT機器の活用
・肉用繁殖牛における分娩作業の省力化と分娩事故防止の実証

★中山間地域★

・中山間地におけるリモコン式自動草刈機導入による省力化
・中山間地域におけるスマート農業技術による水稲作業省力化実証
・鳥獣被害対策システムを活用した罠見回り作業等の省力化実証

 

特集:宮崎県内におけるスマート農業実証プロジェクト

「スマート農業実証プロジェクト」は、農林水産省が令和元年度より取り組むプロジェクトであり、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用した「スマート農業」を実証し、スマート農業の社会実装を加速させていくための事業です。
スマート農業技術を実際に生産現場に導入し、2年間にわたって技術実証を行うとともに、技術の導入による経営への効果を明らかにすることを目的としています。
令和元年度から開始し、令和3年11月現在、全国182地区(令和元年度69地区、令和2年度55地区、令和2年度補正24地区、令和3年度34地区を採択)において実証が行われ、宮崎県内でも現在、5つが採択され、取り組まれています。

【参考】農林水産省農林水産技術会議のホームページ

農林水産省のページでは、実証事業に取り組む事業者の現場の声や、パンフレット、実証関係データ、関連イベント情報が掲載されています。

【参考】農研機構のホームページ

プロジェクトは、農研機構の委託事業として行われています。ホームページでは、分野(水田作、畑作、露地野菜・花き、施設野菜、果樹・茶、畜産)別に課題の概要や実施事業者の問い合わせ先等が掲載されています。

宮崎県内で実施されている5つのプロジェクト

実証プロジェクト写真
プロジェクト最新情報(令和4年1月時点)
実証プロジェクト説明会

全国の取組事例(リンク:農林水産省ホームページ)

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