令和5年度宮崎県沿岸の水産資源の評価結果について

更新日:2023年11月01日

第13回(令和5年)宮崎県資源評価委員会における資源評価

令和5年に開催された第13回宮崎県資源評価委員会における評価結果を公表します。

今年度の宮崎県資源評価委員会では、9魚種(アマダイ類、カサゴ、ヒラメ、イセエビ、マダイ、クルマエビ、アオリイカ、シイラ、アオメエソ類)の再評価が行われました。

なお、今回の評価対象魚種を含め、宮崎県ではこれまでに26魚種の資源評価が行われています。

資源評価結果の概要

魚種名 水準 動向 特記事項

アマダイ類              

中位     

増加 漁獲対象である3歳以上の資源尾数・資源量が増加
カサゴ 低位 横ばい

近年、資源量・資源尾数は横ばいで推移

ヒラメ 低位 減少 近年天然魚の加入が少ないため、種苗放流により加入を安定させることが重要
イセエビ

中位

全体:増加

県北:増加

県中:増加

県南:増加              

藻場造成等による加入量の確保や小型個体の再放流等による資源の有効利用が必要
マダイ 高位 増加 近年は主に移入資源を漁獲している
クルマエビ 低位 横ばい 海洋環境変動が資源に影響を与えている可能性が高い
アオリイカ 低位 横ばい 産卵場の造成等で産卵量をより多く確保する取組が必要
シイラ 中位 減少 来遊群を漁獲しているため、他県の動向も注視する必要がある
アオメエソ類 高位 横ばい 成長段階で広範囲に移動するため、他県の動向も注視する必要がある

水準:過去20年程度の資源量や資源量指標値(資源量を判断する材料になる値)の変動から、現在の資源の水準を「高位、中位、低位」の3段階で評価しています。

動向:直近5年程度の資源量や資源量指標値の変動から、現在の資源の動向を「増加、横ばい、減少」の3段階で評価しています。

注釈:資源評価結果についての詳細は、水産試験場HPをご参照ください。

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