令和4年度宮崎県沿岸の水産資源の評価結果について
第12回(令和4年)宮崎県資源評価委員会における資源評価
令和4年8月31日(水曜日)に開催された第12回宮崎県資源評価委員会の評価結果を公表します。
今年度の宮崎県資源評価委員会では、10魚種(アマダイ類、カサゴ、ヒラメ、イセエビ、マダイ、ハモ、イサキ、サワラ、シイラ、イワシ類幼魚(シラス))の評価が行われました。
なお、今回の評価対象魚種を含め、宮崎県ではこれまでに26魚種の資源評価を行っています。
魚種名 | 水準 | 動向 | 特記事項 |
---|---|---|---|
アマダイ類 | 中位 | 増加 | 資源の増加期に入った可能性が高い |
ヒラメ | 低位 | 減少 |
親魚量が減少 再生産成功率が低迷 |
イセエビ | 中位 |
全体:横ばい 県北:減少 県中:横ばい 県南:横ばい |
藻場造成による加入量の確保や小型エビの再放流等による資源の 有効利用が必要 |
マダイ | 高位 | 増加 | 近年は主に移入資源を漁獲している |
カサゴ | 低位 | 横ばい | 近年、資源量・資源尾数は横ばいで推移 |
ハモ | 高位 | 減少 | 資源水準は高い状態 |
イサキ | 高位 | 増加 |
全国的には減少傾向のため、他県の動向も注視する必要がある |
サワラ | 高位 | 増加 | 他海域からの来遊状況の影響が大きい |
シイラ | 低位 | 増加 | 他海域からの来遊状況の影響が大きい |
シラス | 低位 | 減少 | 産卵場周辺の海況条件による影響が大きい |
水準:過去20年程度の資源量や資源量指標値の変動から、現在の資源の水準を「高位、中位、低位」の
3段階で評価しています。
動向:直近5年程度の資源量や資源量指標値の変動から、現在の資源の動向を「増加、横ばい、低位」の
3段階で評価しています。
資源評価結果について水産試験場から説明
資源評価結果について委員を交えて議論
注釈:資源評価結果についての詳細は、水産試験場HPをご参照ください。
更新日:2022年11月01日