令和4年度宮崎県沿岸の水産資源の評価結果について

更新日:2022年11月01日

第12回(令和4年)宮崎県資源評価委員会における資源評価

令和4年8月31日(水曜日)に開催された第12回宮崎県資源評価委員会の評価結果を公表します。

今年度の宮崎県資源評価委員会では、10魚種(アマダイ類、カサゴ、ヒラメ、イセエビ、マダイ、ハモ、イサキ、サワラ、シイラ、イワシ類幼魚(シラス))の評価が行われました。

なお、今回の評価対象魚種を含め、宮崎県ではこれまでに26魚種の資源評価を行っています。

資源評価結果の概要
魚種名 水準 動向 特記事項
アマダイ類 中位 増加 資源の増加期に入った可能性が高い
ヒラメ 低位 減少

親魚量が減少

再生産成功率が低迷

イセエビ 中位

全体:横ばい

県北:減少

県中:横ばい

県南:横ばい

藻場造成による加入量の確保や小型エビの再放流等による資源の

有効利用が必要

マダイ 高位 増加 近年は主に移入資源を漁獲している
カサゴ 低位 横ばい 近年、資源量・資源尾数は横ばいで推移
ハモ 高位 減少 資源水準は高い状態
イサキ 高位 増加

全国的には減少傾向のため、他県の動向も注視する必要がある

サワラ 高位 増加 他海域からの来遊状況の影響が大きい
シイラ 低位 増加 他海域からの来遊状況の影響が大きい
シラス 低位 減少 産卵場周辺の海況条件による影響が大きい

水準:過去20年程度の資源量や資源量指標値の変動から、現在の資源の水準を「高位、中位、低位」の

3段階で評価しています。

動向:直近5年程度の資源量や資源量指標値の変動から、現在の資源の動向を「増加、横ばい、低位」の

3段階で評価しています。

第12回宮崎県資源評価委員会での議論の様子

資源評価結果について水産試験場から説明

第12回宮崎県資源評価委員会の様子

資源評価結果について委員を交えて議論

注釈:資源評価結果についての詳細は、水産試験場HPをご参照ください。

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