口蹄疫終息から10年を迎えて~忘れないそして前へ~
本日8月27日、平成22年に本県で発生した口蹄疫の終息から10年を迎えます。
4月20日の発生から終息まで、130日に及んだ口蹄疫ウイルスとの闘いでは、29万7,808頭もの尊い家畜の命が犠牲となり、畜産業のみならず地域経済や県民生活が大きな影響を受けました。
県の総力を結集して終息に向け取り組む中、全国の皆様から温かい御支援、御協力をいただきました。その御支援に対する深い感謝の気持ちを、私はこの10年間、常に胸に刻んでまいりました。
この間、「忘れないそして前へ」を合言葉に、「全国のモデルとなる安全・安心で付加価値や収益性の高い畜産の構築」を目指し、様々な取組を進めてまいりました。畜産物の産出額が口蹄疫発生前の約1.3倍にまで伸び、牛肉の輸出量は約8.6倍、483トン(令和元年度)と過去最高を記録するなど、本県の畜産業は、一歩一歩、着実に前進しているものと考えております。
たゆみない努力を重ねてこられた生産者や関係の皆様に、心から敬意を表します。引き続き、防疫を徹底し、「畜産王国みやざき」の更なる発展を目指してまいりましょう。
奇しくも口蹄疫から10年という節目の年、新型コロナウイルス感染症の拡大により、県全体が再び大きな打撃を受けています。
この困難な局面を乗り越えるため、口蹄疫からの再生・復興の経験も生かし、全力で取り組んでまいりますので、一層の御理解と御協力をお願いいたします。
宮崎県知事 河野 俊嗣
この記事に関するお問い合わせ先
畜産局 家畜防疫対策課
〒880-8501
宮崎県宮崎市橘通東2-10-1
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電話番号:0985-26-7139
ファックス番号:0985-26-7329
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更新日:2021年03月09日