農業大学校の沿革
本校は、県内でも、特に農業の盛んな中西部の丘陵地帯である児湯郡高鍋町にあります。
当地域は、露地畑作園芸や施設園芸、肉用牛、養豚、ブロイラー等本県の主要な部門の農業生産が行われており、本県農業を代表する地域となっています。
昭和9年に本校の前身である「農民道場」が児湯郡穂北村(現西都市)に開かれ、これが戦後(昭和21年2月)当時軍馬補充部であった当地に移転し、「伝習農場」として新たな出発をし、その後、「高等営農研修所」を経て、昭和47年に農業技術者養成機関である「農業講習所」、「蚕業講習所」と合併し、「宮崎県農業大学校」となりました。
そして、平成6年に、総面積104haの土地に、施設・機械を新たに整備し、組織を再編整備して、現在の県立農業大学校へと到っています。
この間、本校の卒業生は7,000名にも及び、県内各地域で、それぞれの時代を牽引する先進的農業者・指導者として活躍され、本県農業振興に大きく貢献されてきています。
このような先達の活躍や歴史のなかで、本校の農業担い手の育成や指導者養成に対する関係者の評価は非常に高くなっており、本校は、本県における基幹的な就農教育機関として位置づけられています。
宮崎県高等営農研修所
明治32年6月 | 県農事試験場における『見習生』の入場許可 |
昭和9年8月 | 児湯郡上穂北村に宮崎県茶臼原農民道場開設 農業者研修施設(農業自営者養成制度)の発足 |
昭和21年2月 | 現在地に移る |
昭和21年4月 | 宮崎県開拓増産修練場に組織改正 |
昭和24年4月 | 宮崎県経営伝習農場に組織改正 |
昭和37年4月 | 宮崎県高等営農研修所に組織改正 |
宮崎県農業大学校
昭和47年4月 | 宮崎県農業大学校に組織改正 高等営農研修所、農業講習所、蚕業講習所、 試験研究機関の研修制度を統合し、高卒者を主体とした 経営学部と指導学部(指導者養成)並びに中卒者を 対象とした専修科を設置 |
昭和60年4月 | 経営学部と指導学部を再編 農学部(自営者及び指導者養成)と研修部を設置 専修科を廃止 |
宮崎県立農業大学校
平成6年4月 | 新たに施設を再編整備するとともに組織改正を行い、 宮崎県立農業大学校を発足 農学部を農産、園芸、畜産の3学科に再編し、 新たに農業大学校の学科卒業者を対象とした専攻科を設置 研修部は農業総合研修センターとして発足 |
平成12年4月 | 農業総合研修センターに、「みやざき農業実践塾」を開講 |
平成12年4月 | 農業総合研修センターおよび農業科学公園の管理運営を 指定管理者へ移行 |
平成22年4月 | 学科改編(アグリビジネス・園芸経営・畜産経営)、 学校教育法に基づく専修学校となる |
平成25年3月 | 専攻科を廃止 |
平成27年4月 | 学科改編(アグリビジネス・園芸経営・畜産経営)、 学校教育法に基づく専修学校となる |
平成29年4月 | 農学科(作物専攻、野菜専攻、花専攻、果樹専攻、 茶専攻、フードビジネス専攻)、 畜産学科(酪農専攻、肉用牛専攻、養豚専攻、 フードビジネス専攻)へ学科改編 |
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宮崎県高鍋町大字持田5733
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更新日:2021年03月12日