令和7年度農林水産祭における内閣総理大臣賞の受賞について
1 農林水産祭について
全国民の農林水産業と食に対する認識を深め、農林水産業者の技術改善及び経営発展の意欲の高揚を図るため、農林水産省と(公財)日本農林漁業振興会との共催で、昭和37年から国民的な祭典として実施されているものです。
2 表彰について
(1)内閣総理大臣賞受賞者
株式会社宮崎(※たつ、さき)茶房
(2)経営概要
茶(総面積14.8haの茶園で29品種を栽培し、多彩な茶製品を製造・販売)
(3)受賞の理由
- 地域においていち早く有機JAS認証を取得したほか、研究機関等と協力してドラム式萎凋機を開発し、国内では製造が難しいとされてきた香り高い烏龍茶の製造に成功しています。
- 多品種栽培と確かな加工技術を基盤にして、多彩な商品を開発し、消費者との交流を重視したマーケティング活動により安定した経営を実現し、茶経営の可能性を広げています。
- 茶の製品づくりに女性を積極的に登用するとともに、商品のパッケージデザインやSNSでの情報発信も女性が中心に行い、消費者ニーズに寄り添いながら商品の魅力を的確に伝え、女性をはじめとする消費者の購買に結び付けています。
- 周辺の茶農家へ茶の生産・加工に関する技術的アドバイスを行うとともに、茶に興味のある若者や移住者の受入れを積極的に行い、地域経済の活性化や雇用創出に貢献しています。
3 知事への受賞報告
11月23日に明治神宮会館(東京都)で表彰式が行われ、12月10日に河野知事へ受賞報告を行いました。
河野知事からは受賞に対するお祝いの言葉と「今後も消費者ニーズに寄り添いながら、地域やお茶づくりのリーダーとして更なる御活躍に期待しています。」と激励の言葉をいただきました。また、新商品のほうじ茶について「味わい深く、非常においしいです。」と感想をいただきました。

















更新日:2025年12月26日