有機農業を学ぶ「綾オーガニックスクール」が開校！

 令和5年6月10日、有機農業を学ぶ「綾オーガニックスクール」が開校し、一期生の入学式が執り行われました。

 「自然生態系を生かし育てる町にしよう」という基本理念のもと、綾町では昭和63年に全国初の「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定し、農産物の安全性と、自然環境にも調和した農業の推進に町ぐるみで取り組んできました。

 しかし、昨今の食の安全・健康に関する社会的意識の高まりにより、大手量販店や食品加工業者からのオーガニック野菜の需要が増加しているものの、綾町では生産者の高齢化などにより野菜農家が減り、有機JAS認定農家の一層の拡大が急務となっていました。

 そこで綾町では、有機農業を体系的に学び実践的な技術を会得する研修体制を整備することで、有機新規就農者のみならず、ベテラン有機農業者の学びの場を創出し、高まるオーガニック需要に対応できる産地づくりを目指すためにスクールを開校。これをきっかけに新たな就農者の確保と有機栽培技術の継承につなげていきたいとしています。

 これから2年間、研修生として学び、綾町での就農を目指す一期生の古川義久さんは、「綾町の自然生態系農業の理念、取り組みを学び、技術を身につけ、日本の有機農業を盛り上げていきたい」と、熱い決意を述べられていました。

◆綾オーガニックスクールウェブサイト https://aya-organic.com/school/