国富町でスタンバイ農地事業の調印式が行われました
11月7日(火曜日)に国富町役場において、事業承継をめざしたスタンバイ農地事業の覚書調印式が行われました。
本県では、将来の地域農業を支える新規就農者、新規参入者などの新たな担い手が農地を速やかに利用できるよう、農地中間管理機構が就農予定農地を中間保有し、就農後速やかに経営開始できるようにしておく「宮崎県スタンバイ農地事業」に取り組んでいます。
現在、みやざき農業実践塾で研修中の小谷晃史さん(33)は、今後、国富町の杉尾二七三さん(71)から農地と農業用ハウスを事業承継される予定ですが、就農予定である来年7月までの期間、農地中間管理機構が農地を借り受け、農地の保全管理や賃料支払いを実施するスタンバイ農地事業を活用することとなりました。
今回のような、事業承継を支える形でのスタンバイ農地事業の活用は県内初となることから、農地所有者、新規就農希望者、国富町、農地中間管理機構の4者による覚書の調印式が行われました。
調印式後、小谷さんは「杉尾さんと出会い、親切丁寧にいろいろと教えていただく中、国富町に移住し事業承継の決意をした。これからも助言をいただきながら、来年7月に就農し、早く一人前の農家になれるよう頑張りたい」と、就農に向けての意気込みを話されました。
また、杉尾さんは「50年以上施設園芸をしてきたが、家族と相談し引退することを決意し、新聞記事を見て事業承継やハウスの有効活用の相談をした。これまで自分の生活を支えてくれた施設が今後も活用されることはうれしい。今後の小谷さんの活躍を祈っています」と、大事なハウスが有効活用されることへの喜びと、事業承継する小谷さんへ激励の言葉をかけられました。
写真左から、農業振興公社 亀澤理事長、新規就農予定者 小谷さん、譲渡人 杉尾さん、国富町 中別府町長
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更新日:2023年11月08日