大規模水田経営に対応するための省力化技術現地検討会を開催しました

更新日:2025年06月16日

近年、大規模水田経営体の水田経営面積は加速的に増加する中で省力化技術の導入は必須であり、その中で乾田直播は慣行の移植栽培と比較し大幅に省力化できる手法となります

今回は、施肥・耕起・播種・鎮圧の4作業が同時に行える「スリップローラーシーダー(株式会社ニプロ))」の現地実演会を6月3日に行いました

従来の乾田直播では播種後に鎮圧作業が必要となりますがこの作業を一括して行うことができます

当日は前日の降雨の影響で播種実演はできませんでしたが、生産者・法人等・関係機関14名参加の下、普及センターより今回の取組及び乾田直播に関する説明及び株式会社ニプロの担当者様よりスリップローラーシーダーについての説明、また、条件の良いほ場で走向実演を行い参加者に作業性を見学していただきました

播種実演を6月7日に行ったところ、30aのほ場で30分程度の作業時間(移植45~60分程度)、また、鎮圧も十分に行えていました

当機は総重量が1t(種子・肥料積載状態)程度となるため大型トラクターが必要となりますが、今後の大規模水田経営を行っていくためのツールとして期待ができます

今後は出芽状況調査や雑草の発生状況、収量調査等を行う予定です

setumei

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