一生懸「麺」作ってます。

更新日:2023年07月14日

   高鍋町ではで米・キャベツ・かんしょ・肉用牛など、さまざまな農業が行われています。

   その中でも今回は米作りだけでなく、米粉や米粉麺の加工に取り組んでいる農家さんを訪問し、お話を伺ったので、ご紹介したいと思います!

   今回伺ったのは、高鍋町で農家をされている徳丸農園の徳丸拓郎さんです。徳丸さんは約20年前にお祖父様からの農家を継ぎ、「私たちは食べた人の笑顔を作っている」をモットーに米やトマトなどの作物を作っておられます。

   しかし約10年ほど前、奥様が入院。奥様はアレルギーを持っており、病院食が食べられない。そんな時「誰でも食べれる米で麺が作れないか」と米粉で作った麺を独自に開発されました。奥様がきっかけで作り上げたという、映画のようなお話です。また徳丸さんは、米粉の生産拡大が農業の問題(後継者不足、自給率など)の解消にもつながるとの思いで取り組まれています。

   グルテンフリーでノンアレルギーな米粉麺は食感も良く、食後、血糖値の上昇速度が遅い特性があり、ヘルシーで大評判。現在では高鍋町のふるさと納税の返礼品にもなっています。また、ショートトラックスピードスケート選手の渡邊啓太選手にも米粉麺を提供しています。

   そんな米粉麺を使った料理は、高鍋町内の「カフェレスト 大使館」などでも提供されています。みなさんもぜひ足を運んでみてください。

   最後に・・・

   徳丸さんは6月末に新潟の大規模水田を視察され、取水パイプが効率的に張り巡らされ一枚が5反(50a)(徳丸さんの地域では一枚1反)で整備された光景に、圧倒されたと話して下さいました。農業土木職の筆者としては、徳丸さんのような農家さんがこれからも農業で夢を描けるよう、効率的な生産基盤整備に取り組んでいきたいと思います。

 

徳丸さん(中央)へ取材

米粉麺を使用した冷やし中華

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