【児湯】西都・西米良の山の現場を学ぶ(令和7年12月)
西都市と児湯郡の計7市町村を管轄とする児湯農林振興局では、太平洋沿いの海端から九州山地の連なる内陸部の山端まで広範なエリアを対象として業務を行っています。
職員一人一人が、広く管内の現状を学び、同僚が携わる現場を見ることで、
知識や技法・工法を身につけ、また視野を広げ組織目標に沿って個々の業務にあたっていけるよう、職員育成を目的とした職場研修を実施しました。
多数の職員が参加
研修実施の12月初旬、西米良の小川地区では美しい紅葉も広がっていました。
現場1~林道の現場~
西米良村小川地区と西都市銀鏡地区を結ぶ、現在工事中の林道現場に立ち入りました。
道路を作っていくために、コンクリートの壁が垂直に施工されています。
施工に際しては、現場の状況やコストなど様々な観点から、ポラメッシュ工法という手法が採られています。
カーブした道なりに進むと
林道の工事現場に到着。
道が造られています。
開通予定の道は、「森林基幹道 小川・棚倉峠線」です。
平成20年度から工事が続けられており、現在の工事進捗率は53%程となっています。
豊かな森の資源を活かすために、道なき山に道を造っていきます。
開通すれば、林業の振興はもとより西米良村の小川集落や西都市の銀鏡集落の地域振興や、山村地域と都市住民との交流促進など、総合的な地域振興に大きく寄与することが期待されます。
現場2~治山の現場~
場所は西米良村の越野尾。
令和4年9月に発生した台風第14号により山腹崩壊が発生した場所です。
崩壊した土砂は県道316号線を塞ぎ一時通行止めとなっていました。
土砂は撤去されたものの、今後の降雨により再度崩落、また拡大崩壊するおそれもあることから、山腹斜面の復旧工事が行われたものです。
治山事業で約3億9千万円の費用と3年あまりの月日をかけて、令和7年度に完成しました。
治山の現場ではドローンも活用。若手職員も操作を身につけています。
ドローン撮影による現場全景。
山相手のスケールの大きな現場です。
現場3~伐採の現場~
土埃をあげて現場までぐいぐいと進みます。転落の危険と隣り合わせの山道。現場に行くだけでも緊張感を要します。
場所は西都市の長薮地区。
スギやヒノキの植えられた広大なエリアで、切り頃(適期)となっている木材の伐採作業が高性能林業機械を使って行われています。
山の稜線に沿って、手前側が綺麗に伐採されています。山の所有の境界線が一目瞭然です。
高性能林業機械の一つ「ハーベスタ」。従来チェーンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、一定の長さにカットする各作業と、その材の集積作業を一貫して行う自走式の機械。
林業の現場においては、省力化、低コスト化を達成するにあたって、高性能林業機械の導入は必須です。宮崎県では、高性能林業機械の保有台数が北海道に次いで全国2位で、広く導入されています。
また、高性能林業機械を効果的に稼働させるために、路網の整備は必須であり、本県の林内路網密度は全国有数となっています。
林業機械により綺麗に枝が落とされ、一定の長さにカットされた材木。
眼下には一ツ瀬川のダム湖を取り囲む景色が広がっていました。
この記事に関するお問い合わせ先
児湯農林振興局
〒884-0002
宮崎県高鍋町大字北高鍋3870-1
電話番号:0983-22-1362
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更新日:2025年12月24日