鳥獣害防止対策研修を開催しました!

更新日:2024年01月29日

児湯農林振興局では、局内の横断的連携推進を目的として、それぞれの課が持ち回りでテーマを決めて研修を行っています。

 

今回は、農畜産課が「鳥獣害防止対策」をテーマとした研修を実施しました。

管内の被害の実態についての講義があり、果樹や水稲を中心としてシカやイノシシによる被害が数千万円にも上ることや対策には行政や地域住民が一体となって取り組む必要があることを学びました。

次に、モデル的集落である木城町の田神(たがみ)地区に移動しワイヤーメッシュ柵が設置されている様子を見学しました。

ワイヤーメッシュ柵の設置にあたっては、鳥獣被害防止総合対策交付金事業を活用しています。また、柵は自分たちで設置する必要があります。

ここ田神地区では、総延長1,200mのワイヤーメッシュを地区の7世帯が15日間をかけて設置されました。しっかりとした柵の設置に加え、地域ぐるみでの除草管理作業等により、イノシシやシカによる被害が軽減する効果が得られています。

鳥獣被害対策の効果を高めるには、行政と地域の連携はもちろんのこと、地域の人が正しい知識を身につけ、無自覚の餌を鳥獣に与えないような環境をつくり、各自が取り組める対策を考え、大規模な柵や捕獲対策を行うという順番を守ることが大切だと再認識しました。

引き続き、農業者の所得確保に繋がるよう互いのセクションが連携し合い鳥獣害防止対策に取り組んでまいります。