アカアマダイの放流を行いました!

更新日:2022年03月03日

アカアマダイの放流

  • 2022年2月22日に、川南漁港で全長約7センチメートルの稚魚を9,000尾放流しました。
  • 「水深の深い漁場で放流するよりも、漁港内や浅い場所への放流がよい」との水産試験場の調査結果から、今回は、海底が砂質の漁港内で実施しました。
アマダイ放流の写真1

アカアマダイの放流

アマダイの放流の写真2

囲い網の中に放流する様子

  • 放流直後に、稚魚が水面を漂ってしまい、海鳥に捕食されてしまうため、今回は、囲い網内に放流して、稚魚が落ち着いて海底に潜るまで保護しています。
アマダイ放流の写真3

アカアマダイの稚魚

  • これまでの水産試験場による調査では、放流して2年後に漁獲され始めています。

アカアマダイについて

アマダイの写真

アカアマダイ

  • スズキ目キツネアマダイ科アマダイ属に分類される魚で、本州中部以南、東シナ海などの水深20メートル~150メートルで海底が砂や泥の場所に生息しています。
  • 「グジ」として京料理では欠かせない高級食材!
  • 家庭でできるおすすめの調理方法は、うろこをつけたまま揚げる「松かさ揚げ」。一夜干しもおいしいです。
  • 宮崎県におけるアマダイ類の漁獲量は、1989年の246トンをピークに、2009年に10トンを下回るまでに減少しました。
  • このため、水産試験場と一般財団法人宮崎県水産振興協会がアカアマダイ種苗生産技術開発を開始し、2014年から種苗放流を実施しています。
  • あまだい延縄漁業者は休漁日の設定や漁獲量の上限設定をするなど、県と漁業者で資源管理を行っており、現在、資源は回復に向かっています。

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