【南那珂農林】簡易基盤整備のスゝメ(令和6年9月)

更新日:2024年09月09日

簡易基盤整備とは?

農地の畦畔を取り除いたり、農地同士の低い段差をなくして平らな一枚にするなど、簡易に区画を拡大することを簡易基盤整備といいます。

国庫補助事業で大々的に実施するような基盤整備(いわゆるフル整備)と比べ、コンパクトに隣同士の農地だけでできるのが特徴です。

また、換地を伴わないのでスピーディーに実行できる点も大きなメリットといえます。

簡易基盤整備のイメージ

どうして いま 簡易基盤整備なのか?

本県の水田整備率は、全国と比べて20ポイント以上低い状況です。

南那珂管内では、日南市は全国平均並みですが、串間市は県平均よりさらに20ポイント以上低く、農地整備が遅れています。

また、地域計画の策定に向けた話し合いの場で出てくる簡易基盤整備のニーズにタイムリーに応える必要があります。

水田整備率の比較と地域計画(目標地図)のイメージ

事業制度の紹介 その1 【基盤整備プランニング事業】

まず一つ目は、県が簡易基盤整備の構想図面を作る【基盤整備プランニング事業】の紹介です。

地域計画を策定済み、または策定中の地域が事業対象となります。

財源は県の予算から全額支出するため、市町村や地元の負担金はありません。

基盤整備プランニング事業のイメージ

この事業についてのご相談は、以下の窓口にお問い合わせください。

●日南市役所農村整備課農地整備係(電話:0987-31-1136)

●串間市役所農地水産林政課農地整備係(電話:0987-55-1138)

●宮崎県南那珂農林振興局農村整備課計画担当(電話:0987-23-4315)

●宮崎県農政水産部農村振興局農村計画課計画調整担当(電話:0985-26-7125)

事業制度の紹介 その2 【農地集約化基盤整備事業】

二つ目は、国庫補助事業の対象とならない小規模な簡易基盤整備を実施する【農地集約化基盤整備事業】の紹介です。

畦畔除去、整地工、暗渠排水などができ、事業要件や活用ポイントは以下のとおりです。

農地集約化基盤整備事業の要件
代表的な工種の標準施工費
施工の委任
農地集約化基盤整備事業のポイント

この事業についてのご相談は、以下の窓口にお問い合わせください。

●日南市役所農村整備課農地整備係(電話:0987-31-1136)

●串間市役所農地水産林政課農地整備係(電話:0987-55-1138)

●宮崎県南那珂農林振興局農村整備課計画担当(電話:0987-23-4315)

●宮崎県農政水産部農村振興局農村整備課農地整備担当(電話:0985-26-7168)

地域農業の将来を、今のうちにみんなで考えてみませんか?

高齢化や人口減少の本格化により、農業者の減少や耕作放棄地が増大し、地域の農地が適切に存続されなくなることが心配されています。

地域計画は、農業者や地域のみなさんの話し合いにより将来の農地利用の姿を明確化する未来予想図です。

10年後の農地を【誰が耕作するのか】、進むべき農業の姿は【何を作るのか、どうやって作るのか】、農業を担う人が耕作しやすい【効率的な営農環境とは何か】・・・。

地域の農業を将来につなぎ、将来の農地を担ってくれる後世のプレイヤーたちに苦労させないためにも・・・。

私たちの地域でも簡易基盤整備を進めましょう!

この記事に関するお問い合わせ先

南那珂農林振興局
〒887-0031
宮崎県日南市戸高1-12-1
電話番号:0987-23-4311
ファックス番号:0987-23-1456
メールフォームによるお問い合わせ