魅力いっぱい!宮崎の水産業

更新日:2021年03月11日

生産力がスゴイ!

宮崎県の海面漁業・養殖業の産出額は全国14位、法人経営体の数は全国5位で、経営体当たりの産出額は全国4位を誇ります。

平成6年から平成30年まで25年連続日本一を誇る近海かつお一本釣漁業をはじめ、沿岸まぐろ延縄や中小型まき網が盛んで、マグロ類やカツオ、ウルメイワシ、アジ類、サバ類の生産量は全国でも上位を占めます。

その他にも、県内のスーパーでもお馴染みのタチウオや、9月の解禁が待ち遠しいイセエビ、ブリやカンパチ、ウナギなどの養殖魚の生産量も全国上位です。

イノベーションがスゴイ!

みやざきモデル!水産資源の利用管理システム

宮崎県では、日向灘の水産資源を有効に利用するため、平成23年度に県独自の水産資源の利用管理システム「みやざきモデル」を構築し、これまでに本県の重要な水産資源である25種について資源評価を実施し、漁業者が行う資源管理を支えています。

当時、県独自で資源評価を実施していたのは北海道と宮崎県のみになります。

みやざき独自の海況情報の提供!

宮崎県では、漁業者の収益向上を図ることを目的に、ICT技術を活用して、高精度で漁業者が利用しやすい海況情報を提供するシステムを県独自に構築し、平成25年度から「海の天気図」を配信しています。

さらには、水産分野での利用は日本初となる海洋レーダーを県独自に整備し、令和元年度から広範囲の潮の流れなどの情報を1時間ごとに漁業者へ配信しています。

世界に誇るみやざきの養殖魚

宮崎県では、海面ではブリやカンパチ、内水面ではウナギの養殖が盛んで生産量・産出額ともに増加しており、先端技術を活用した大規模沖合養殖システムの導入など新たな取り組みも始まっています。

また、1983年からチョウザメ養殖の研究に着手し、30年の苦難を乗り越え、国産で唯一の本格熟成キャビア「宮崎キャビア1983」の製品化にたどり着きました。

近年、養殖魚は輸出も増加しており、国が令和2年11月にとりまとめた「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」の輸出産地リストに本県のブリが選定されています。

世界的な水産物の需要拡大が進む中、このような波に乗り、世界の食卓に本県の養殖魚を更に届けるための取組を更に進めていきます。

美味!宮崎のさかな

宮崎県では、平成14年度から県独自に水産物ブランド認証制度を創設し、現在までに9品目の認証を行い、ブランド品のPRなどに取り組んでいます。