2026年上半期の長期漁海況予報について【資源部】

更新日:2026年02月26日

  令和7年12月23~24日に令和7年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報会議が開催されました。それらの結果を踏まえ、2026年1~6月の日向灘における漁海況予報文を作成しましたので参考にしてください。

海況

1)黒潮

経過(2025年7~12月)

  • 都井岬沖の黒潮流軸は、7~9月は「離岸傾向」、10月以降は「接岸傾向」で推移しました(図1)(海上保安庁海洋情報部より)。

予測(2026年1~6月)

  • 都井岬沖の黒潮流軸は、接岸傾向で推移するものの、4~5月にかけて離岸傾向となる見込みです。

 

No799_図1

                       図1 都井岬沖の黒潮離岸距離(海上保安庁海洋情報部HPよりデータ取得)

 

2)沿岸水温

経過(2025年7~12月)

  • 沿岸海洋観測による日向灘の水温(0 m,50 m,100 m層より判断)は、平年値(1991~2020年度平均)と比べて、7~8月及び10月は「やや高め~著しく高め」、9月及び12月は「やや低め~かなり低め」で、その他の月は「平年並」で推移しました。

予測(2026年1~6月)

  • 日向灘の水温は、期間を通して「平年並」で推移する見込みです。

 

漁況

1)マイワシ

経過(2025年7~11月)

  • 主要まき網では、3月、5~11月にまとまった漁獲があり、前年を上回りました(図2、3)。
  • 漁獲サイズは、7月10~15 cm(被鱗体長。以下、略す)、8月11~14 cm、9~11月14~17 cmが主体となっていました。

予測(2026年1~6月)

  • 漁獲対象は、1~3月が15~20 cm前後の1~2歳魚、4~6月が7~13 cm前後の0歳魚が主体となる見込みです。
  • 漁獲量(来遊水準)は前年(4,949トン:平年比289%)並と予測されます。

 

No799_図2

        図2 主要まき網のマイワシ漁獲量経月変化

 

No799_図3

        図3 主要まき網のマイワシ漁獲量経年変化

 

2)ウルメイワシ

経過(2025年7~11月)

  • 主要まき網では、7~10月で低調でしたが11月にまとまった漁獲があり、前年を上回りました(図4、5)。
  • 漁獲サイズは、7月10~15 cm、8月13~16 cm、19~22 cm、9~11月13~18 cmが主体となっていました。

予測(2026年1~6月)

  • 漁獲対象は1~3月が15~20 cm前後の1歳魚、4~6月が9~14 cm前後の0歳魚が主体となる見込みです。
  • 漁獲量(来遊水準)は前年(673トン:平年比31%)並と予測されます。
No799_図4

     図4 主要まき網のウルメイワシ漁獲量経月変化

 

No799_図5

      図5 主要まき網のウルメイワシ漁獲量経年変化

 

3)カタクチイワシ

経過(2025年7~11月)

  • 主要まき網では、全体を通して低調となり、前年を下回りました(図6、7)。
  • 漁獲サイズは、7~8月8~13 cm、11月12 cmが主体となっていました。

予測(2026年1月~6月)

  • 漁獲対象は、9~13 cm前後の0~1歳魚が主体となる見込みです。
  • 漁獲量(来遊水準)は前年(291トン:平年比45%)を下回ると予測されます。
No799_図6

  図6 主要まき網のカタクチイワシ漁獲量経月変化

 

No799_図7

  図7 主要まき網のカタクチイワシ漁獲量経年変化

 

4)マアジ

経過(2025年7~11月)

  • 主要まき網による漁獲は、11月にまとまった漁獲がありましたが全体を通して低調であり、前年を下回りました(図8、9)。
  • 漁獲サイズは、10月9 cm(尾叉長。以下、略す)、11月12~15 cmが主体となっていました。

予測(2026年1~6月)

  • 漁獲対象は、10~17 cmの1~2歳魚が主体となる見込みです。
  • 漁獲量(来遊水準)は前年(963トン:平年比120%)を下回ると予測されます。
No799_図8

        図8 主要まき網のマアジ漁獲量経月変化

 

No799_図9

        図9 主要まき網のマアジ漁獲量経年変化

 

5)サバ類

経過(2025年7~11月)

  • 主要まき網では、全体を通して低調となり、前年を下回りました(図10、11)。
  • まき網により漁獲されたマサバの体長組成は、8月14~16 cmが主体となっていました。ゴマサバの体長組成は、7月 18~20 cm、10~11月19~24 cmが漁獲の主体となっていました。定置網により漁獲されたゴマサバの体長組成は、10月35 cm前後、11月21~29 cm、34~38 cmが主体となっていました。

予測(2026年1~6月)

  • 漁獲対象は、1~3月が26~36 cm前後の1~3歳魚、4~6月が13~19 cm前後の0歳魚が主体となる見込みです。
  • 漁獲量(来遊水準)は前年(371トン:平年比6%)を下回ると予測されます。
No799_図10

        図10 主要まき網のサバ類漁獲量経月変化

 

No799_図11

        図11 主要まき網のサバ類漁獲量経年変化

 

 

なお、この内容はに掲載されたものです。

電子ファイルは以下からダウンロードできます。

水産宮崎No799_2026_2(PDFファイル:423KB)

 

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